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  • yusukekawakami

【土壌汚染=人体汚染】

今借りている畑は以前慣行農法をやっていたそうで、草刈りをするたび毎度こんな感じで黒ビニルマルチで使用していたと思われる残骸が出てくる。

一昔前の畑はどこでも何でもかんでも埋めてたようで、ガラスやら陶器の破片やらもよく出てくる。場所によっては農薬やら電気製品の残骸まで出てくるそうでたちが悪い。


ご存知の方も多いと思うが、プラスチック製品は紫外線に弱く、太陽光でどんどん劣化していく。ビニルハウスや黒ビニルマルチを使用した農作物からは人体に有害な物質が数多く検出されている。代表的なものは界面活性剤として使用されるノニルフェノールや可塑剤に使われるフタル酸ジエステルなど。これら単一あるいは複合毒性として内分泌撹乱物質、いわゆる環境ホルモンが含まれており、生殖機能や免疫力などに多大な悪影響を及ぼしている。これらの毒性物質のたちの悪いところは放射能や電磁波のように即座に人体に影響があるわけではなく、10年から数十年、あるいは遺伝、隔世遺伝のように時間をかけて影響が出てくるところにあるため、その害の証明がしづらい点にある。


そこまでして有害な作物を作る必要がどこにあるだろうか。いつでも季節外れの野菜を食べる必要などあるだろうか。自分たちの身勝手な農業のやり方で次世代の未来の子どもたちに負の遺産を押し付けてよいのだろうか。


種子法廃止や種苗法の改正によって農家はグローバリストの種苗会社から農薬+化学肥料+種のセット購入を強いられ、ますます薬漬け、ビニル漬け、機械漬けの農業を展開していくだろう。しかし大きな圧力には正面から対抗しても無力である。私達ができることは地道ではあるが、無農薬の作物を自分でつくる、季節外れの作物を買わない、食べない、といったところだろうか。


実際のところビニールを使用した作物かどうかという所の判断は難しい。表示義務もなにもないからだ。ただビニール作物の可能性を減らすことはできる。旬の野菜の時期を知ることである。トマトやキュウリなどの夏野菜が春先に出ていれば明らかにビニール作物であることは間違いない。また遠い産地のものを買うのではなく、地元の野菜、それも作っている場所がわかるところから購入するのが良いだろう。


目に見えない所で作られたものは確かめようがないし、運んでくるのにも多大なエネルギーを消費している。地産地消。それが食の安全にも、エネルギーの循環にも繋がっていく。





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